2024年 1月 29日 H様 西船橋 ご自宅出張レッスン

定期的にレッスンを受けてくだっているH様。今年最初のレッスンです。洋服のリフォームや持込オーダーを作製されるお仕事をされているH様ですが、その際に出てくる分らないことや、製作方法などもアドバイスさせていただいています。今回はそんなアドバイスのほかに、ご用意いただいたサンプルのベストとシャツワンピースを型紙に写し取る方法をレッスンしました。飼っていらっしゃるワンちゃんが常に横で観察しているのがかわいい(笑)

サンプルから型紙を起こす

今回最初に写し取るのはベスト。いつもは最初にサンプルを細かく採寸するところから入るのですが、今回のベストは前身頃にダーツもなくシンプルなデザインだったため、製図用紙に直に写し取る方法で描くことにしました。前端は地の目がまっすぐなので、用紙に直線を引き前端からピンで固定して、出来上がりのラインをなぞっていきます。
上の写真の様に脇線や肩など、写しにくいところは、目打ちやピンを線に沿って上から刺していき用紙に印をつけます。全て写せたらサンプルを外して定規で綺麗に線を引き直します。後ろも同じように写したら、肩線と脇線の前後差を確認、調整して見返しや縫い代を描き込んだら完了です。

時間が半分過ぎたところで、お次はシャツワンピースの写し取り。こちらは前回のレッスンと手順は同じく、採寸してから用紙に描き起こしていきました。脇線からバストポイントに向けてダーツがあり、ダーツから上の身頃の肩線の傾きを描き出すのに苦戦しましたが、これはベスト同様にサンプルを直置きで写す方法で解決することが出来ました。このワンピース、バスト110㎝上がりくらいのものなのですが、140㎝上がりにサイズアップをしたいそう。お仕事でのご依頼がくるお客様は大きいサイズの方が多いそうで、今回くらいサイズ変更をしたいとなった際に、大きすぎてどのように身幅出しをしていったらよいのか分からないとのご相談でした。サイズアップは前後の中心と脇とで、分散してバランスよく入れることが重要です。着る方の肉付きなども考えながら、その方に合わせて前後の幅出しをしていくのがいいですよ。

お時間いっぱい、サイズ修正の方法をレクチャーして今回のレッスンは終了です。本日もおつかれさまでした!

担当者 まいまい

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