2024年 1月 28日 H様 東京 出張レッスン
本日は洋服作りを勉強されている一環の、デザイン画のレッスンでした!
ファッションのスタイル画とは?!
絵が得意でないというHさんでしたが、これまで描いたものを見せてもらったところ絵心が感じられます。
絵には正解がないので、上手い下手というよりは、何の目的で描く物なのかを考えた上で、用途に合わせて作成するのが大事です。
「デザイン画」「スタイル画」という定義で言えば、素材や洋服のデザインが見た人にきちんと伝わることが大事です。更には制作サイドの表現したい思いや個性が入っているか、そこら辺がポイントです。
「仕様書」「発注書」のための絵型だと、正確さ、縫製仕様の展開図の分かりやすさが求められます。
「展示会」「プレゼンテーション」用のイラストは、実物をデフォルメしたり、絵にストーリーや夢、キラキラ感をプラスアルファすることが必要です。
デザイン画・スタイル画 描き方の順序
鉛筆で、体のバランスを描いていきます。
8頭身を基本とします。
下絵は柔らかい芯の鉛筆系で、なるべく1本の線で描くように。お気に入りの線がイメージ通りにひけるようになるには沢山描くことが大事です。
顔の耳下から首を伸ばし、肩のラインを描きます。
肩は顔2から2.5個分くらい。
腕は肩からはみ出ないよう一旦引っ込めてから、しなりをつけて繋げていきます。
上半身は台形の逆向きです。胸の膨らみを意識しつつ、ウエストまで細く下げていきます。
腰は、お腹までの大きなパンツのように描き、腰幅は肩くらいです。
腕はウエストラインに肘がくるように、手首が股ぐりに来るように、手先や手のひらは顔の縦の長さくらいに。
肘や手首での切り替え所でしなりを入れます。
残りは足です。腕と同じように膝と足首で切り替えを入れながら、重心がどちらかの足に乗っているイメージし、しなやかさを出しつつ描きます。膝上と膝下は少しだけ膝下が長い方が美しく見えます。
体が描けたら、洋服が体にどのようにのっかっているのか、生地がどちらの方向に流れていくのか、皺が寄るのかをイメージしながら描きます。
下絵が描けたら、輪郭線を耐水性のペンや、鉛筆で仕上げます。
着色に入ります。色鉛筆、マーカー、絵の具、パステル、など自分のイメージがどの画材に合うか色々試しましょう。
初心者の方が入りやすいのは、修正がきく水彩絵の具です。
ライティング、光が当たる部分に明るい色のハイライトを入れ、影のでるところを暗い色で立体感を出します。
*着色についてはまた別の機会に詳しく載せます
イラストや簡単な手描きのメモ書き
1枚、2枚、と描いていくうちに「立体を描く」コツを掴んだHさん。
1本の線が、おっかなびっくり描いていたスタートとはまるで違う仕上がりに。
「線」がご本人の生きた線になりました。
後は、何枚も描く、とにかく枚数を重ねることで、どんどんと絵が自分のモノになるはずです。上手い下手ではなく、Hさんしか描けない絵が、そのうちに出来上がることでしょう。
普段からインスパイア、インスピレーション受けた街の人なんかを絵に描いてとっておくと、便利ですよ!
担当ココフラッペ
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