縫製に関する事から、デザイン、その発信方法までオールマイティ。 その一部分だけ勉強したい、ちょっとしたコツを伝授してもらいたいなどのご要望でもOK

2022年 6月 17日 K様 ZOOMレッスン

生前お洋服のお仕立てのお店をされておられた、おばあ様の残した、沢山の生地を使用してご自身で洋服のデザインをし、メーカーへ縫製を頼みたいとの事で、工業向け依頼の仕方を学びたい希望。

プロに頼む為の書類を作成するとなると、専門知識がかなり必要とされる為、やってみたい事とやれそうな事を整理しながら、まずは、illustratorで素材にあったご自身が考えたデザインを現実化する為に必要な 絵型を書いたり、イメージしたシルエットのサイズ出し、外観に関わる縫製の方法など、appareldesignerがプロとしてやっている内容を、初心者向けに簡略化し出来ることを進めて行く事にしました。

長年、アパレル生産に関わってきた者として思うのは、デザイン(頭の中に描いているイメージ)を具体化していく作業は、とても知識と経験が必要とします。 かつて私もそうでしたが、経験値が少ない時期には、経験値が多い先輩や技術者に、何度も教えてもらって何度も失敗しながら、覚えて行ったものです。

近年では、不景気の影響や、短サイクルなトレンドなどが影響して、どんどん丁寧に洋服を作る事が出来なくなっている現状ですし、繊維業界に入社しても先輩などに、教えてもらえる環境がなかったり、工場や加工現場の研修なので現場を見る機会などに恵まれない事が大半なのではないかなと感じます。

私自身も常にそう思いながら今でも実践して行っている事ですが、1つの環境下では多くを学べない今日ですので、 経験している方を探し学び、人脈も広げて知識を吸収し、どんどんインプットして、やりたいことを実現(アウトプット)していく事だと思います。

本格的に職業にする為に学ぶならば、学校に何年も通わないといけないなど基礎知識も大切ではありますが、服のデザインをする事とは聞ける(相談できる)場所を作り広げる事と自分の頭の中のデザインを、他人に伝える方法を身に着ける この2つがとにかく重要ではないかなって思います。

K様にとって、ココフラッペのレッスンが、最初の1歩として相談と学びにつながります様に、これから頑張りましょう。

担当者:サッチ先生