2024年　3月 24日 A様 吉祥寺 カフェ出張レッスン

アパレルブランドの起業準備中のAさん。
本日は「Adobe Illustrator アパレルで使う便利ツールで絵型を作成」イラレの第６回目。
前レッスンから1年弱経ちましたが、事前に復習予習されてらしたので、ベジェ曲線はスムーズに描けておりました。

イラレ基本動作は前に習得されていますので、今回はベジェ曲線を使い左右対称シンメトリーの絵型を制作するレッスンです。
沢山の絵型や製品の管理を行う際は、アナログよりもデジタルデータで行う方が、効率的です。

ガイドラインを垂直に作成し、中心線とします。
中心から左半身をベジェ曲線で作成し、
オブジェクト→リピート→ミラー
にすると、右半身が自動で形成されます。
左半身をダイレクトツールで修正すれば、そのまま右半身も反映します。
コツさえ掴めば、便利すぎるツールです！

白黒で使用するなら、それで出来上がりですが、柄やカラーを付けることの方が多いと思われます。実は、この後の処理方法で使用範囲がグッと広がります。

原本は残してコピーのミラー状態の絵型を、
分割拡張→グループ解除→クリッピングマスクの解除
諸々進め、完全な曲線だけの状態にします。

次に、柄や色を付けるためのオブジェクトを作成します。
完全な曲線だけの状態のものをコピーし、それを使用してください。
「複合パスを作成」又は「グループ化」（出来るところまで）→パスファインダの分割→合体
すると、バラバラだった線の外枠だけの輪郭であるオブジェクトが出来上がります。
こちらにスウォッチのパターンで柄をつけます。

後は、曲線とオブジェクトを完全に重ねれば、絵型の出来上がりです。
重ね順で、曲線を上にしてあげると収まりが良くなります。

新規でアーガイル柄を作成し、登録と編集を行います。
登録されたパターンでも編集が可能です。
菱形を作成しスライドで横にコピーし、パターン登録します。

編集画面でさらに２つの菱形をスライドコピーしずらしたら、塗り無しで線は波線にしてアーガイルが出来上がります。

パターンを使うと絵型に柄の大きさがそぐわない事が多いです。
その際は「拡大縮小ツール」を使い柄だけ大きくしたり小さくしたり出来ます。

ベジェ曲線は見栄えの映える「洋服の絵型」作成には最適です。
バリエーションを組んだり、テキスタイルやカラーの差し替えなど簡単に変更できます。タイムパフォーマンスを根本的に上げるには欠かせないツールです。

次回は、人間の体の仕組みを理解、関節やバランスを把握してスタイル画を作成します。体の成形バランスを理解する事で、その上にのっかる洋服がより分かるようになります。
本日も内容盛沢山のレッスンをどうもありがとうございました！

担当者ココフラッペ