アパレル起業スタートアップ　パンツファーストサンプル作製チェック　Vol.2

2024年　5月 26日 A様三鷹レンタルスペース出張レッスン

ファーストサンプルが出来上がってきました。パターン、パタンナーが作製した縫製仕様書を基に、サンプルチェック、修正、セカンドサンプル依頼、量産に向けてのサイズ展開グレーディングなどをレッスンしていきます。

ファーストサンプルチェック

先ずファーストサンプルパンツのサイズをチェックします。ウエスト、ヒップ、股上、股下、ワタリ幅、裾幅など仕様書に書かれている箇所を採寸します。

次に仕様をチェックします。縫い代始末方法、ポケット付け位置、ステッチ幅、ステッチ糸番手、ステッチカラー、ファスナー開き仕様、ファスナー種類、釦サイズ、ボタンホール種類など間違いがないか指示通りに出来ているかチェックします。

試着してみることも必要です。パンツなので履き心地、サイズで小さい、大きい箇所はないか、シルエットはこれで良いか、ポケットサイズ、付け位置などディティールはこれで良いかなどチェックします。

パターン修正、セカンドサンプル依頼

デザイン、サイズ、仕様など変更点を縫製仕様書、サンプルチェック表などに記入、パタンナーに指示をしパターン修正依頼をします。修正パターンが出来上がってきたら次にセカンドサンプル作製依頼をします。マーキング（型入れ）をして一着作るのに必要な生地、芯地の用尺も出します。

製品量産に向けて

ウォッシュ加工、ストーンウォッシュ加工など製品加工がある場合は、サンプルを加工出しします。加工によっては製品縮みが発生するので、縮率を計算し縮み分をプラスしパターンサイズを大きくします。
フリーサイズ、2サイズ(9号、11号、M、L)、3サイズなどサイズ展開を決め
グレーディングピッチをパタンナーに指示し、グレーディングをして各サイズのパターンを作製します。

今回のレッスンはここで終了になります。
お疲れ様でした。ありがとうございます。
次は別の先生にバトンタッチ。生産管理のレッスンです。

作成者　Yayoi