アパレル起業スタートアップ　パンツファーストサンプル作製　Vol.1　　

2024年　5月 12日 A様 三鷹 レンタルスペース出張レッスン

前回レッスンで作製した「縫製仕様書」を基に、ファーストサンプル作製のためのパターン依頼方法、サンプル依頼方法をレッスンしていきます。

デザイン画、見本サンプル、イメージ写真、画像などを用意する

先ずデザインの特徴を説明。今回は見本になるサンプルがあります。
見本サンプルズバリでよいのか、変更したいところがあるのかなどを説明。
裏付、裏無、縫い代始末方法、ステッチ幅、ステッチ糸番手、ステッチカラー
ファスナー開き仕様、ファスナー種類、釦サイズ、ボタンホール種類など
パターン作製のために必要なことを説明します。
次に大まかなサイズを指示します。今回はパンツなのでウエスト、ヒップ、股上、股下、裾幅を指示。サンプルから変更したいところは、ウエスト5cm、ヒップ4cmサイズを大きく。その他は見本サンプル通り。ワンサイズ大きくする感じです。サンプルシルエットは気に入っているとのこと。裾幅が見本サンプルサイズのままだと裾狭まりのシルエットになってしまうので裾幅も大きくした方が良いとご提案。パタンナーと直接話をしながら依頼すると、色々なことを提案してくれると思います。　今の時代リモートという事も可能ですけどね（笑）

ファーストサンプル作製のための職出し

縫製工場に、サンプル縫製を依頼するために、パターン、表地など必要な材料を準備することを「職出し」と言います。　今回は、パターン作製依頼、ファーストサンプル縫製依頼を一緒にしますが、通常は先にパターン、パタンナーが書いた縫製仕様書が出来上がってきます。
縫製仕様書を基にパターンサイズ、必要なパターンパーツが揃っているか、縫製仕様など間違いがないかチェックします。
表地、副資材を用意します。裏地種類、カラーを選ぶ、接着芯を決める、ファスナー種類カラーを選ぶ、釦デザイン、カラーを選ぶその他必要な附属品種類、カラーを選ぶ。
決めて用意しなければいけないものがたくさんあります。

ここで今回のレッスンは終了です。あとはサンプルが出来上がってくるのを待ちます。
本日のレッスンお疲れ様でした。　
ありがとうございます。

わかりやすい仕様書

海外生産、縫製工場が外国と言う事が多々あります。
日本語が分からない人が見てもわかりやすい仕様書は、用語より縫製図解を多くします。各箇所に図を入れることで、言葉が理解できなくても頭に入っていきます。もちろん、言葉で説明しなければならない箇所もあります。その場合も図の説明を補うかたちで専門単語で説明する方が、より理解してもらいやすいのです。

作成者　Yayoi

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