2022年 8月12日 世田谷S様 ご自宅出張レッスン

映画の衣装担当に転職されたS様。
与えられたミッションは、現場での服のお直し。
今回のレッスンは
・パンツの裾上げ
・各種ボタン付け
・シャツのアイロンがけ
の3点をご希望でした。

まずはパンツの裾上げからスタート。
スタイリストさんが借りてきたパンツの『丈が長いよ〜』となった時、S様の出番。
現場で急遽、役者さんのレングスに合わせて丈を調整しなくてはなりません。
直さないと撮影がストップしてしまいますから重要なお仕事です。
テーパードパンツのように裾が細いパンツのお直し方法をお伝えした上で、今回のレッスンでは「まつり縫い」を実践していただきました。
小学校以来のまつり縫いだとおっしゃっていましたが、見本をお見せして実際に縫ってみるといい感じ!
力の入れ具合、すくう生地の分量や間隔など、どれも問題なし。

次はボタン付け。
数種類のボタンをご用意してくださっていました。
最初は基本の4つ穴のシャツボタン。
4つ穴は、一番出番が多いタイプなので覚えておくと便利ですね。
玉止めを作り、生地の表地から針を通してボタン付けスタート。
表地側から指すと玉止めがボタンで隠れるので生地の裏側から見てもスッキリ見えます。
4つ穴のボタン付けでは
・二の字
・クロスがけ
代表的な2つの方法を実践していただきました。
ボタンの下に糸を巻き”足”を付け、玉止めをして完成。
終わりの玉止めも最後にボタンの裏に隠して終了。

その後も足つきのボタン、スナップボタンを実践していただき最後はシャツにアイロンがけです。
アイロン台がフラットタイプだったため、角をうまく利用しながらアイロンがけを行っていただきました。
アイロンがけのコツは、少し生地を引っ張りながらかける事と小さいパーツからかけていくこと。
順番は、襟→カフス→剣ぼろという順番にかけていき、見頃など大きなパーツは最後にかけることでシワになりにくいので、試して見てください。

盛りだくさんの2時間レッスン、S様お疲れ様でした!!

担当 ヨッコ