
2023年 10月8日 Y様・Y様 三ノ輪 ご自宅出張グループレッスン
前回のシャツの仕上げは宿題にしていましたが、手直し箇所がまだ途中でお二人とも完成〜!とまでなっておらず、こちらはまた次回までに進めていただくことに。今回はパンツの作製に入ることにしました。シャツの時は人形からサイズを取る方法で型紙を起こして作っていきましたが、今回は、現物でお持ちのぬいぐるみのお洋服をサンプルに写しとって型紙を起こす方法にしました。この方法も覚えられればお手持ちのアイテムの素材違いや色違いでコスチュームを作ることができます。
サンプルの洋服の採寸
お持ちのパンツの細かなサイズを測り、書き出していきます。最初から図面に書いていくのではなく、まずはざっくりパーツごとの絵を描き測った箇所を記入していくのがいいです。平置きして測るだけでは正確に測れない部分もあるので、注意しながら細かく測ります。小さいものを測っていくので意外と難しかった様子のお二人。実物を測ってみるとこういった海外製のものは左右差が結構あったりして、あれ?っとなるので、その場合は左右の寸法の間をとったり、着せてみた時の好みの方に合わせることにしました。

製図用紙に書き出していく
各パーツごと採寸ができたら型紙を書いていきます。今回は直線で大丈夫な脇線と裾線をまず案内線として引き、そこへ測った寸法を書いていくことにしました。ここでもやはりカーブの書き方に苦戦していたお二人。最初はカーブ定規を使っても思うようにはなかなか書けないもの。一気にカーブ線を描こうとせずに少しずつ定規をずらしながら書くのもコツです。Y様がサンプルの洋服をぬいぐるみに着せてみたときにベルト通しの位置が外側すぎていることに気づき、型紙はバランスのいい場所に書き換えました。前パンツ、後ろパンツ、ベルトを書き終え、最初に書いたものは残しておきたかったので、さらにそれをトレースして縫い代をつけました。前回5mmの縫い代ではミシンが不安とのことで、7mmつけましたが、今回はシャツで色々勉強できたので5mmの縫い代をつけました。

裁断
今回ご用意していた生地はチェック!通常洋服を作る際には、チェックやボーダーなど柄合わせをする方が見た目がきれいです。柄合わせとは、縫い目で模様がずれないようにすることを言います。最初から難易度高い~とおっしゃっていましたが、ポイントを掴めば簡単です!ただ、ぬいぐるみの場合は生地の柄に対してパーツが小さいので、お二人に一度パーツを生地の上に並べていただき、どの感じが理想に近いかをイメージしてもらい入れる柄の場所をきめました。左右は非対称に、縞の高さをそろえることに。型紙の脇線に揃えたい位置の合印を入れ(今回は方眼用紙の赤線を目安にしました)その印が前後とも生地の格子の同じラインに来るようにずれない様配置してピンでとめ、裁断します。
今回も布の切り端の処理はほつれ止めの糊を使用します。綿ブロードよりもほつれやすいため、慎重に塗っていきました。
と、途中で時間切れ。次回までにすべてのパーツにほつれ止めを施すのを宿題にさせていただきました。次回はパンツの縫製に入っていきます。あわせてシャツも完成予定です…!
担当者 まいまい
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