2025年10月10日　Hさま　横浜市戸塚区　ご自宅出張レッスン

前回に引き続きフラットカラーのブラウスを作製します。袖口縫い代3mm、8mmの位置にギャザーミシンを2本かける。裾を1.5cm幅の三つ折り始末にしてステッチを掛ける、後見返し端にステッチを掛ける、宿題は完璧にできています。袖を作り袖付け。釦ホールを開けて完成です。続けてメンズパーカーを作製します。いつも準備万端のHさま。パーカーの裁断はでき上がっています。作品作りが進みます。

袖作製

袖口にギャザーを寄せます。ギャザーミシンは2本掛けます。1本だとギャザーがあちこち向いてしまい、あまりきれいに寄りません。2本縫うことでギャザーが安定します。糸は10cmほど伸ばしておきます。布端を抑えながら2本の糸の上糸のみ（または下糸のみ）を一緒に引き、ギャザーを寄せていきます。この時、2本の縫い目の引く糸は上糸か下糸どちらかに合わせて同じ糸を引きます。

1cm幅のカフスを付けます。カフスに開きがないのでカフスの両サイドを縫い合わせてワにしておきます。袖山はギャザーを多め、袖下は少な目にするとふわっとしたきれいな袖になると思います。1cmの縫い代でカフストと縫い合わせ、裏側の縫い代を折り込みステッチを掛けます。

袖付け

袖山が高いセットインタイプ(普通袖)の袖。少しイセが入っているパターンなので袖山縫い代にイセミシンを掛け、イセを寄せます。セットインスリーブは体に沿うように袖が付くので、袖山にイセ分が入ることによって袖に丸みが出て腕を包み込むゆとり分が確保できます。身頃肩と袖山合印、身頃、袖の袖下を合わせて止めます。途中何箇所も合わせて身頃と袖を止めていきます。1cmで中縫いして袖を付け、縫い代にジグザクミシンを掛けます。袖付け完成です。ボタンホールはご自身で出来るそうなので、ボタンホール、釦位置の印を記入しました。ブラウス完成です。

メンズパーカー作製

伸び防止のため後肩縫い代に伸び止めテープを貼り、前後の肩を縫い合わせます。

表地2重仕立てのフードを作ります。表裏それぞれの中心を縫い合わせます。表裏のフードを中表に合わせて顔が出る部分(前端)を中縫いして表に返し、アイロンできれいに整え5mmのステッチを掛けます。表裏2枚の衿ぐり位置を合わせて仮止めステッチを掛けておきます。ここでレッスンは終了です。

ニット用糸と針

生地に伸縮性があるので糸も伸縮性がないと糸が切れてしまいます。ニット用ミシン糸はレジロン糸がおすすめです。伸縮性がありなめらかで、とても丈夫なのが特徴です。ミシン針もニット用を使用しましょう。スムース・天竺・ダンボールニット・裏毛などなどほぼすべてのニットに使用できます。 ニット針は、針先が丸くなっているので編地であるニット生地を痛めることなく、縫製することができます。

次回はフード、袖付け。袖口、裾にリブを付けます。完成できそうです。本日も3時間のレッスンお疲れ様でした。ありがとうございました。

担当　：　Yayoi

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