
2025年6月9日 K様 ソーイングスペース‘coromoza 原宿’出張レッスン
20代女子大生K様のレッスン2回目をさせて頂きました。
今回は、急遽途中30分休憩を挟んだものの、計5.5時間のロングレッスンとなりました。
原画からデザインを分析する
いきなり原画のデザインを型紙に反映させるのではなく、
まずは原画に基準線を引いてデザインを分析していきます。
アニメのイラストは、頭身が実際の人とはかけ離れていることも多いですが、
私もコスプレのオーダー依頼を頂いた際には、基本的には一番最初にこの作業を行うようにしています。
前中心・後ろ中心・バスト・ウエスト等、可能な限り基準になる線を入れていきます。(画像の緑線)
今回は、肩が出ているコスチュームだったため肩線とアームホールの線も入れてみました。

原型にデザインを反映する
前回作成した原型をハトロン紙に写し取ったら、
先ほどの基準線を入れた画像を見ながら、原型にデザインを反映させていきます。
画像を見つつ、自分の身体だとどのあたりになるか、その場所だと何センチになるのか、
そのようなことを同時に考えながら線を入れていきます。
トワル仮縫い1回目でばっちり原画通りの形が出せることはまずないので、
1回目は、大体こんな感じかな・・・くらいの気持ちで、線を入れていけば大丈夫です。


衿はつけ衿にすることになったので、衿の製図方法も解説しながら製図していきました。
仮縫用シーチングにパターンを写す
デザインを反映させた型紙の上に、仮縫用シーチングを乗せボールペンで写していきます。
この時、文鎮やまち針ではなくシルクピンでシーチングと型紙をすくって留めると
定規をストレスなく使うことができスムーズです。
また、パターンの線が薄くて見えづらい時は、パターンの下に1枚ハトロン紙を敷くと見えやすくなります。
仮縫い1回目かつトワルということで、時短にもなりますので、
アームホールや首周り出来上がり線で裁断。
裾は長めにしておくと、検討がしやすいです。

仮縫いをして試着
トワルをミシンで縫います。
アイロン作業は今回が初めてだったので、ご説明をしながら進めました。
ミシンの操作はマスターされていて、スムーズに進めることができました。
トワルが完成したらいよいよ試着です。
前後のアームホールのラインは、原画に近いラインをうまく出すことができました。
しかし、ほぼゆとりなしのヌード寸法で作図したものの、身幅が大きくなってしまったため
ダーツ分量の調整と、
丈も短かったので、丈の調整を次回行なっていきます。

今回はここまで。
長時間のレッスンでしたが、大学生のK様は、思ったよりあっという間でした!と疲れた様子もなく、
楽しく製作ができたようで良かったです。
次回は、ソーイングスペースでは製作がしにくい部分が出てくるため
私の自宅にいらして頂いてレッスンをさせて頂くことになりました。
引き続きよろしくお願い致します!
担当者さち
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