
2025年6月7日 Kさま、Iさま 新宿区ご自宅出張レッスン
ブランド立ち上げ&ファッションショーへの出展作品作り。芸術家から提供された油絵を描いたキャンパス地を使用して袖を作り、できあがっている身頃に袖を付けていきます。
袖作り
左袖から作業を進めていきます。身頃、袖それぞれの縫い代にロックミシンを掛けたパーツができあがっています。袖山側切り替え、中間のカフス、袖口側フリルの3パーツになります。袖とは思えないくらいボリュームたっぷりの袖です。

袖山側切り替えパーツ、袖山とカフス付け側のタックをたたみミシンで仮止めをします。カフス裏側の片方の縫い代をアイロンで折り込んでおきます。アイロンを掛ける作業はできるだけ平面の状態で掛けておきます。その方がアイロンが掛けやすいです。カフス表裏2枚で袖山パーツを挟みカフス上側を付けます。表カフス下側と袖口側フリルを接ぎ合せます。フリルと言ってもミニフレアースカートくらいの大きさなので縫うのも大変です。その上カフスは直線、フリルはカーブしているので合印を合わせ、細かくマチ針で止めて縫っていきます。裏カフス下側をマチ針で止め、カフス表側からコバステッチ(0.1cm)を掛けて袖が完成です。
袖付け
身頃肩先位置と袖山、身頃袖底位置と袖下、前後の合印それぞれを合わせマチ針で止めミシンで縫っていきます。これで左袖付けが完了。カフス部分に平ゴムを通します。1cm幅ゴムを2本通す予定でしたが、ギャザー分量が多すぎて2本通すのは無理、1本に変更しました。

次は右袖。作業は同じですが袖山側切り替えパーツ、前後身頃がプリント生地。硬い生地なのでタックをたたむのも大変。袖付けも大きな袖が邪魔になりミシンで縫うのも一苦労でしたが無事完成。デザインが細身のためボディーに着せることができず、Iさまに試着していただきました。表からはわかりませんが、袖山側パーツに、シーチング生地だけでは薄く柔らかいため膨らんだ形が作れないのでチュールを入れてあります。ウエディングドレスのスカートを膨らませるのと同仕様です。
ここでレッスンは終了です。ゴムが入っていない右袖カフスにゴムを通す、後裾縫い代をプリント生地を使用してテープ始末をする。ここまでを宿題とさせていただきました。今回も休憩を挟んで午前、午後4時間のロングレッスン。お疲れ様でした。ありがとうございました。
担当 : Yayoi
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