アパレルブランド立ち上げ&ファッションショー出品作品作り！ドレス2編 　Vol.1　#3　　

2025年5月6日　Kさま、Iさま　新宿区ご自宅出張レッスン

ブランド立ち上げ&ファッションショーへの出展作品作り。Iさまは2着目のドレスのパターンを作製し、トワルを組み立てていきます。Kさまは作品画像のイメージを伝えながら、次の作品の構想を練っています。

シンプルなワンピースドレス作製

デザインはシンプルなマキシ丈ワンピース。ボディー部分はプリンセスライン、スカート部分はマーメイドライン。お袖は蝶々が羽を広げたイメージです。プリンセスラインとは、縦の切り替えのみでウエストを絞り、裾に向けて広がる形状のシルエット。マーメイドラインとは、膝までは身体のラインにフィットし、膝から裾にかけて広がりを持つシルエット。膝から裾にかけての広がりが、人魚（マーメイド）の尾ひれを連想させることからこの名が付けられました。

パターン作製

今回も原型を使用してパターンを引いていきます。モデルヌードサイズを考慮しながらゆるみをプラスし、ドレスの肩幅、バスト、ウエスト、ヒップ各サイズを決めていきます。デザイン画を見ながら衿ぐりラインも決めていきます。原型ネックポイントからどの位横に広がっているか(天幅）前中心、後中心は原型よりどのくらい下がっているか(前下がり、後下がり)を決めてラインを書き込みます。

スカート部分、膝の辺りでどの位絞り裾に向けてどの位広げるかラインを決めていきます。

トワル組み立て

出来上がった身頃パターンをシーチングに書き写しトワルを組み立てます。Iさまピン打ちが少し慣れてきた感じ、早くなっています。

ディスプレイ用のボディーなのでバストは大き目、ヒップは小さく丸みがない、お腹の丸みも全然なし。トワルを着せると余った感じがしますが、シルエットをデザイン画を見ながら確認。これで進めることにしました。3人でお袖の構想を検討。色々な長さのフリルがランダムに重なっている感じ、フリルの端は巻きロック始末にすることに決定しました。

ここでレッスンは終了です。次回は1着目のドレスを縫製していきます。必要な副資材ロックミシン糸、コンシールファスナー、平ゴム、お袖のボリュームを出すためのチュールなどをご案内し揃えていただきます。今回も休憩を挟んで午前、午後4時間のロングレッスン。お疲れ様でした。ありがとうございました。

担当　：　Yayoi

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