洋裁や縫製に関する事から、デザイン、ファッションスタイル画、縫製仕様書指示書の作成、生産管理、企画やブランディング、WEBコンサルティングその発信方法までオールマイティ。 その一部分だけ勉強したい、ちょっとしたコツを伝授してもらいたいなどのご要望でもOK

2024年11月22日 Tさま オンラインレッスン

先日無料体験レッスンを受けていただいたTさま。ZOOMを使用してオンラインレッスンをさせていただきました。アパレル企画職に復帰されることになり、期間が開いてしまったので、仕様書の書き方、パタンナーさんに伝えるべき事などを復習していきます。事前に資料をお渡しして目を通していただきました。

企画から量産依頼までの大まかな流れ

アパレルメーカーによって進め方はそれぞれですが、シーズンの企画を立てる。アイテム、デザイン型数、生地を選びカラー展開は何色作製するか、サイズ展開S,M,Lなど、どのサイズを製作するかなどなど、デザイン画を描く以外にもデザイナーが行う仕事がたくさんあります。

パターン作製、トワル作製、ファーストサンプル作製依頼

デザイン画をもとにパターン作製を依頼。デザインの特徴を説明する。イメージ画像、雑誌切り抜きなどを用意するとパタンナーに伝わりやすいですね。参考になるサンプルもあれば用意します。大まかなサイズ、釦サイズ、ステッチ幅、裏付き、裏なしなどの仕様面を指示します。サイズ指示はトップスなら着丈、肩幅、バスト、袖丈、ボトムスならウエスト、ヒップ、スカート丈、股上、股下、裾幅など。細かくサイズ指示する必要はありません。パタンナーに任せましょう。そのためにも、イメージを伝えることは大切ですね。シルエットまで引いたパターンでトワルをパタンナーが作製する。シーチングと言う生地でパーツを組み立てて洋服を作る作業です。立体になった洋服をデザイナー、パタンナーでチェックし、修正をします。パタンナーが工業用パターンに仕上げ、縫製仕様書も作製します。縫製してもらう工場にファーストサンプル依頼をします。その間にも、裏地、接着芯、釦、ファスナーなどの附属のカラーを決め用意します。

サンプルチェック、修正

ファーストサンプルチェック。出来上がってきたサンプルのサイズ、仕様が間違っていないかなどをチェックします。サイズは良いか、着心地、デザインの変更、衿を大きくするとか、ギャザーを増やすなどディテール部分の修正を決めます。パターン修正をして、セカンドサンプル、展示会サンプル作製のための生地、附属を揃えて工場に再度依頼します。その後また出来上がったサンプルチェック、修正を繰り返しサイズ展開のパターンを作製グレーディングし、工場に量産依頼をします。

アパレル業界は分業の会社が大半です。MD、デザイナー、パタンナー、生産管理、ショップ店員それぞれのスペシャリストが仕事をしています。経験者であるTさま、新しい会社に勤務されるので少し不安はあったようです。レッスンが進むにつれて思い出すことも多々ありました。実際に仕事を始めるともっと思い出し、直ぐに慣れることと思います。益々のご活躍をお祈りしています。ありがとうございました。

担当 : Yayoi

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