2024年11月17日 M様 オンラインレッスン
今回も毎度恒例、ゲーム好き洋裁男子M様と3時間のレッスンをさせて頂きました。
前回までで、5回の仮縫い・試着が完了しており、5回ともなると
M様と私の手元にあるぬいぐるみの個体差ゆえに、だいぶ各々のパターンの形に差が出てきました。
このままレッスンを続けると、ますます形の差が広がってしまい、
レッスンに支障をきたす危険性があります。
そのため、前回のレッスン後に仮縫い・試着1〜5回目のパターンをM様にデータでお送り頂き、それをこちらでプリントアウトして事前に準備しておくことに。
今回からはM様と全く同じパターンを使用して6回目の仮縫い・試着を行なっていきました。
仮縫い・試着 6回目
5回目の試着では、前身頃の裾周り寸法が足りないことが分かりました。
切り開きでフレア分量を増やすことで解決しようということになり、
5回目のトワルを切って布を指で動かしながら、どのくらい切り開くか検討しました。
検討結果を5回目のパターンに反映し、6回目の仮縫いパターンが完成。
袖と後ろ身頃に問題点は見つからなかったため、前身頃のみ新たな型紙でシーチングを切り出し、
再度トワル組みを行いました。
この時のポイントは、切り開き線をシーチングにも写しておくことです。
そうしておくことで、フレア分量を調整する必要が出てきた際に、
ぬいぐるみに着せたまま検討ができ、修正が楽になります。
仮縫い・試着 6回目→コートのパターン完成
いざ新たに仮縫いを行ってみると、裾周り寸法は足りるようになりましたが、
フレア分量が多すぎて、狙った形から遠ざかってしまいました。
シーチングに写しておいた切り開き線を基準に布を摘んで、理想の形になるよう修正します。
裾もちょうど良い長さに。
修正をパターンにも反映させて、いよいよコートのパターンが完成しました!
装飾の配置検討
完成したトワルを着せて、まずは肩当て・胸当ての配置を検討しました。
以前お勧めさせて頂いたフリクションを使って、トワルに書き込みます。
その後、トワルに書き込んだ線を紙に写して切り出し、トワルに当ててみて再度チェックします。
書き込むだけでも良いのですが、ベースの服と異なる素材や色のパーツは、
実際につけてみると、なんか違う・・・?となりがちです。
そのため、一旦、紙やシーチングとは別の種類の布を切り出して当ててみて
確認することが大切です。
今回はここまででお時間となりました。
細かな装飾のデザインを反映していく段階に入り、
そろそろ実際に使用する素材を使いながら検討した方が良さそうです。
そのため、次回のレッスンでは、M様のイメージをお聞きしながら
使用素材をご相談することになりました。
M様は生地の種類や副資材について、全く知識がなく見当がつかないとのことなので、
それぞれの素材の解説をしっかり行いつつ、M様のイメージ通りの素材選びができるよう、
お手伝いさせて頂きます!
引き続き、キャラクター衣装・ぬいぐるみ服の製作、頑張りましょう。
ありがとうございました。
担当者さち
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