
2024年 10月 27日 Sさま 蕨市ご自宅出張レッスン
前回のレッスンで前明きにファスナーを付け、脇、股下、股ぐり縫い、ベルト作りまで終了。今回のレッスンはベルトを付けてミシン上がりを目指します。工場さんに縫製していただくパンツのアレンジパターン、縫製仕様書作成まで進めていきます。
ベルト付け
パンツ本体にベルトを付けていきます。サイズ調節出来るマーベルト仕様なので通常のベルト付けとは違い右ベルトに右パンツ、左ベルトに左パンツを付け最後に後中心を縫います。前中心、後中心、脇をそれぞれマチ針で止め、その中間2か所ほどさらにマチ針で止めます。ミシンで縫い代1cmで縫っていきます


ベルト回りにステッチを掛け、ベルト通しをたたき付ける
縫い代をベルト側に倒し、ベルト周りぐるっと一周ステッチを掛けます。ベルト通し、上側はベルト表裏間に挟み込まれています。下側は縫い代分1cmを折り込みパンツ身頃にたたき付けます。ベルトの後中心~パンツ股ぐりを縫い完成ミシン上がりです。サイズを採寸チェックしパターンと同じサイズに出来上がっているか確認します。

アレンジパターン作成
Sさまが縫製したパンツはポケットなし。工場さんに縫製依頼するパンツは脇スラッシュポケット、後フラップ付肩玉縁ポケットを付けます。2素材で作成するので、アパレルCADパターンマジックⅡでそれぞれのパターンを作成していきます。画面キャンパスを2画面にして右側の元パターン画面キャンパスで必要なポケットパターン等を作成。同パターンですむものはコピー+ペーストで左側キャンパスに貼り付け。それぞれ仕様が違う部分は変更。名前を変えて保存すれば元パターン(保存済)、アレンジパターン1、アレンジパターン2計3パターン完成。CADはこのような作業は大得意、時間短縮スピードアップできます。手書きパターンだと時間が掛かって大変です。

縫製仕様書作成
工場さんに縫製依頼する時には縫製仕様書が必要です。デザイン画、サイズ、素材、附属、縫製仕様などが記入されています。パターン+縫製仕様書でワンセットです。今回縫製依頼するパンツは裾始末方法などが違うので2枚それぞれ作成します。ここで本日のレッスンは終了です。

デザイン画ハンガーイラスト
デザイナーが描くデザイン画は、人が着てポーズをとっている立体的なのが多いです。動きがありサイズ感分量感がパターンを引くのにわかりやすいです。縫製仕様書に描くデザイン画はハンガーイラスト。平面でハンガーにかけられた状態の様な絵を前後描きます。イラストレーターを使う方もいると思いますが、Sさまイラストレーターを使用されないと言うことなので、次回レッスンはパターンマジックⅡを使用してハンガーイラストを描いています。
メンズアパレル関係のお仕事をされている男性のSさま、今回も時間制限があるため、午前、午後それぞれ3時間づつ計6時間のロングレッスンでした。本日もお疲れ様でした。ありがとうございます。
作成者 Yayoi
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