
2024年 10月 20日 Sさま 蕨市ご自宅出張レッスン
前回のレッスンで裁断、下張り、細かいパーツ作りまで終了。今回のレッスンは前明きにファスナーを付け、脇、股下、股ぐり縫い、ベルト付けと組み立てていき、ミシン上がりを目指します。メンズアパレル関係のお仕事をされている男性のSさま、今回も時間制限があるため、午前、午後それぞれ3時間づつ計6時間のロングレッスンです。
ファスナー付け
左前パンツ明き位置を見返し始末します。左右前股ぐりをファスナー付け止まり付近5cm程縫い合わせます。ファスナー付けも出来るだけ平面に近い状態の方が付けやすいです。右下前持ち出しにファスナーを仮付け。右前パンツの縫い代、パターン上は10mmですが7mmで折り、3mm出してファスナー付け。この3mmが重要です。3mm出すことでファスナーをしめた時にミシンステッチが見えません。ファスナーをしめ、左前パンツを重ねマチ針でファスナーを止め裏から見返しにのみファスナーを付けます。4cmのステッチをかけファスナー付け完了です。ファスナー付け、難しく苦手と思っている方も多いと思いますが、コツをつかめばキレイに付けられると思います。


脇、股下縫い、プリーツ奥にコバミシン
前後脇、前後股下を縫い、縫い代をアイロンで割り左右パンツを作ります。裾縫い代にロックミシンをかけ5cmのステッチをかけて裾始末をします。プリーツ奥にコバステッチをかけます。このコバステッチをかけることによってプリーツが安定し、パンツを着用しているうちにプリーツがとれてきてもアイロンプレスで簡単にプリーツが再生できます。。



股ぐりを縫う
右パンツを左パンツの中に表同士(中表と言います)を合わせて入れ込みます。こうすることで股ぐりが縫いやすいです。メンズパンツ特有の後股ぐり縫い代が変則的に付いています。サイズ調節、ウエストサイズを大きくすることができます。股ぐりを縫ってパンツ本体の完成です。

ベルト作り
こちらもメンズパンツ特有のマーベルト仕様。今回はご自身でスレキを使用してマーベルトを作ります。ベルトもアジャスと出来る仕様。タブを表ベルトにたたき付けトンネル布を上のせで付けます。ベルト通しを挟み込み、スレキマーベルトと縫い合わせ左右ベルトの完成。

JUKI SL-700EX職業用本縫いミシン

Sさまのミシン。インスタグラムでも人気のミシンです。直線縫いだけですが、厚地も薄地も美しく縫い上げます。なんと言ってもスピードがあり、ミシン目がきれいです。自動糸切も付いていてとても便利です。私も愛用です。
ここでレッスン終了。次回レッスンは本体パンツにウエストベルトを付けて完成です。
本日もお疲れ様でした。ありがとうございます。
作成者 Yayoi
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