2024年 10月 6日 Sさま 蕨市ご自宅出張レッスン
前回に引き続きクレアコンポ パターンマジックⅡ、CADでパターンを作成していきます。縫製に必要なパーツパターンをパーツ化し、縫い代を付けていきます。地の目を入れ、パーツ名称、使用生地、裁断枚数などを入力して工業用パターンの完成です。
パーツ化
宿題とさせていただいていたステッチ線も入り、タック倒し方向、ポケットの付け方など、文字を入力していきます。縫製仕様書にもステッチ幅、ポケット付け方など仕様を記入すると言うことで今回はCADの文字入力方法ぐらいのご案内で終了。地の目は、線を指示すればCADが地の目線として矢印を記入してくれます。縫い代を付けていきます。基本的には10mmの縫い代が付く設定になっているので、変更したい箇所のみ縫い代幅を15mm、50mmなど指示をして変更したい線を選択すると縫い代が自動的に変わります。パーツ名称前パンツ、使用生地表地、裁断枚数2枚など入力していきます。生地区分で色分け指示をしておくと画面上一目で使用生地の違いがわかります。これで工業用パターンの出来上がりです。デザインが凝っていたパンツでしたのでパーツ数31パーツ、大作でした。午前中のレッスン終了です。
アレンジパターン2種類
ご自身で縫製するのは少し大変過ぎると言うことで、もう少しシンプルなデザインにアレンジ。先ずは股下サイズのみ長くしたパンツにアレンジ。これは股下サイズのみ長く伸ばせばいいので作業一つ数分で完了。こう言う時にはCADの便利さが発揮されます(笑) 次のアレンジはポケットを全部無くして前センター部分にプリーツを入れます。ポケットラインを消し、プリーツを入れたい位置にラインを引きプリーツ分量を切り開き展開、倒し方向などを入力します。パーツ化すればアレンジする前の元パターンに縫い代、パターン名称他などなど情報が登録されているので再度入力する必要がありません。この辺りもスピードアップできるCADの便利さです。このプリーツ入りパンツをご自身で縫製していきます。
2作品目Tシャツパターン作成
次はTシャツのパターンを作成していきます。着丈、肩幅、バスト、裾幅、天幅、前後衿下がり、袖丈、袖幅、袖口などを採寸してパターンを引いていきます。パーツ数としては4パーツ。身頃原型に近いパターンなので、初めて引くトップスパターンに丁度いいですね。前後身頃を作成したところでレッスン終了。次回は袖パターン、衿ぐりフライス切り替えパターンを作成して工業用パターンにしていきます。
工業用パターンとは
縫い代が付いたパターンです。ポケットなどの縫製方法、必要な合印、縫い代始末方法など細かく記入されており、工場さんが即裁断縫製できるパターンです。CADパソコンと連動されているプロッター(プリンターの大きなもの)で数分で出力でき、パターンカットもされています。破線でつながっていますが手で簡単に切りはずせます。
メンズアパレル関係のお仕事をされている男性のSさま、時間制限があるため、午前、午後それぞれ3時間づつ計6時間のロングレッスン、お疲れ様でした。東レのクレアコンポ パターンメーキングソフト パターンマジックⅡ CAD操作も慣れてきました。ありがとうございます。
おまけ!ノートパソコンを使用されていたSさま、大きなモニターを購入されていました。やはり大きな画面は見やすいですね。
作成者 Yayoi
Illustrator お直し イラスト オーダーメイド パターン型紙 人形ドール服 仕様書 入園入学 動画 大人服 子供服 犬動物服 起業サポート 雑貨
お洋服を作っていると「よくわからないところ」がでてきませんか、そんな時のお助け出張教室
- 出張サービスでご自宅や会社、店舗、フリースペースで学べます
- 好きな時間、空いている時間を有効活用できます
- 今まであやふやだった所、分からないままやりすごしていた箇所を、細やかに直接指導いたします