2024年 9月 12日 Sさま 蕨市ご自宅出張レッスン
前回に引き続き、メンズアパレル関係のお仕事をされている男性のSさま宅で、CADでパターンを作成していきます。前後パンツのシルエットはできているので前タック、後ダーツ、脇ポケット、前ポケット、後ポケット、ウエストベルト、前明き仕様等々ディテール部分を書き込んでいきます。かなり凝っているデザインなので、やる作業がたくさんあります。
前タック、後ダーツ作成
ダーツ、タック奥の深さ、長さをチェック、中心からの距離、角度などサンプルに合わせCADパターン上にラインを引いていきます。ダーツ、タック山の処理、倒し方向などは色々入力することはありますがCADがやってくれます。便利ですね。前タック、後ダーツをたたみ、前後パターンを脇をつなげて、つながったウエストラインのカーブ修正をします。手作業だとかなり大変な作業ですが、CADは順番にウエストラインの線を選んでいくとキレイにつなげてくれます。CADお得意な作業です。
各ポケット作成
脇パッチポケット、脇フラップ、前フラップポケット、後フラップポケット、サンプルの幅、長さを測りながらパーツを作成、位置もサンプルに合わせパターン上に書き込みます。ウエストベルトも特殊なので左右必要、ウエストサイズ調節のためのアジャストタブ、釦、ボタンホールなども書き込みます。
ここで今回のレッスンは終了です。
クレアコンポ パターンマジックⅡでパーツ化
ここまではシルエットパターン上にそれぞれのパーツラインを書き込んだだけ。ここから縫製に必要なそれぞれのパーツパターンを作成していきます。手書きパターンだと全部トレースしていかないといけないのですが、CADだとパターンコピーで簡単に作れます。この辺はスピードUPできます。脇ポケットはプリーツ入りなのでCADで展開してパターン作成をしていきます。今回のメンズパンツはデザインが凝っているので30パーツくらいはありそうです。まだまだ作業は続きます。
パターンの展開方法とか、シルエットラインの引き方とか色々な本をお持ちでした。本だけでは難しく分かりにくいところもあるそうです。レッスンで少しでもお手伝いできればと思います。
今回も3時間の長いレッスン、男性の生徒さんであるSさま、お疲れ様でした。ありがとうございます。
作成者 Yayoi
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