2024年 9月 7日 Sさま 蕨市ご自宅出張レッスン
メンズアパレル関係のお仕事をされている男性のSさま。今までもご自身で色々物づくりをされていますが、今回もう少し深く勉強されたいとのことで手持ちパンツのパターン作成から縫製までを行っていきます。
先ずは細かく採寸
パターンを引いていくために必要な、ウエスト、ヒップ、ワタリ幅、股上、股下、裾幅などを採寸し、前パンツパターンから引いていきます。ヒップラインとワタリラインの平行線を引き、股上寸法を垂直に上に引きます。前股ぐりの倒し、タック分量など細かくサンプルパンツに合わせてウエストラインを引いていきます。
カーブ尺を使い脇ライン、股ぐりラインのカーブを引いていきます。
ひざ切り替え位置ライン、裾ラインを引き、ワタリ位置から下の脇ライン、股下ラインをつなぎ前パンツシルエットの完成です。
クレアコンポ パターンマジックⅡを使用して
前パンツは実物大手書きパターンでしたが、ここでパターンマジックⅡを導入されたことが判明しました。ラインではお話をしていましたがその時は導入を検討中。最初にきちんとお話を伺わなくて手書きパターンで作業を進めてしまいました。申し訳ありませんでした。後パンツはパターンマジックⅡを使用します。前パンツをもう一度CADで引いていきます。出来上がった前パンツをコピー、反転して後ろパンツとして使用。 ヒップ、ワタリ幅など全サイズを伸ばして前パンツと同様にラインをつなげていきます。後パンツシルエットの完成です。断然作業が早いです。
部分的に実物大パターンを書き出しサンプルに当ててカーブラインをチェック。
後股ぐりラインのパターンです。前後の股ぐりラインがきれいにつながっているかもチェック。手書きパターンだと縫い合わすパーツをつなぎ合わせますが、CADだと操作一つでつなぎ合わせラインの修正も出来ます。
パターンマジックⅡ
アパレルCADソフトです。パーツ展開、裏型作り、縫い代付けなど手書きパターンよりもスピードUP、型紙をデーター保存、取引先とはデーターでのやりとり、アパレルメーカーにとっては今ではなくてはならないCADソフトです。最近では個人の方でもクラウドサービスの月定額制、日額制などを利用して導入しやすくなっています。CLO 3Dファッションデザインソフトの使用経験があるSさま、その時にクレアコンポも使用されたことはあるそうですが実際にパターンを引くことはあまりされていないとの事でした。でも何の問題もありません。スイスイとパターンを引かれていました。
レッスンはここで終了です。前タック、後ろダーツ、ポケット、ウエストベルトなどデザイン部分を引き、パーツ作成、縫い代付けなど、作業は続きます。
今回は3時間の長いレッスンお疲れ様でした。ありがとうございます。
作成者 Yayoi
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