自分でお直し Vol.2　裏地付きジャケット袖口編

2024年9月3日　Eさまご自宅訪問出張レッスン
＠中央区

袖口の縫製

前回のレッスン後に袖口の縫製を行われていたEさま
完成した袖口を見せていただきました

ちゃんと縫えていますね♪
綺麗なだけにもったいないなー

・ミシンのステッチは他の縫い目を確認して幅を合わせると綺麗に仕上がること
・必ず試し縫いを行うこと
・縫製位置の見方
・ポイントなる箇所を合わせること
をお伝え手ていたのですが、そこはすっかり忘れて縫ってしまっていました
綺麗に縫えていらっしゃるので次回からもっと綺麗に仕上がるように
基本を忘れずに行っていきましょー！

裏地付きジャケットの袖丈つめ

裏地付きジャケットの袖丈詰めに入ってまいりましょう
Eさまに簡単に流れをご説明
なぜ説明を行うかというと・・・やり始めて途中でギブアップということにならないように
手順を説明します
それでもお洋服を作ったことがないと想像することが難しいですよね
とはいえ、じゃあ バンバン糸を解いていきましょうでは
簡単にできちゃうと思われてしまう可能性もあります
お直しはお洋服を初めから作るより大変だと言われています
実際、お直しは教えていないお教室もあります
パンツやスカートなどと違って裏付きジャケットは複雑
丁寧に進めていきます

採寸からスタート

着用してもらい詰めたい長さを決めます
今回は4.5cm
その次に各パートの位置を測ってメモに取っていきます
・袖口から開きみせ止まりまで
・袖口幅
・切羽の長さ
・切羽の位置
箇条描きで描き始めのですが、おそらく後から見たらどこのことだかわからなくなってしまいます

袖口の図を書いてそこに数値を書いていただくことにしました
小さい袖を描き始めたので、もっと大きく書いてくださいね〜とご説明
数値を書き込むうちに大きく書いた理由をご理解いただきました
いずれは１人で直せるようになりたいとのご希望があるので覚えておくと便利です

いよいよ糸を解いていきます

最初はボタンから外していきます
外したボタンは無くさないように小さなジップ付きの袋などに保管をしておきましょう
念の為、外したボタンだと分かるようにメモなどを入れておくのも良いでしょう

リッパーを使い丁寧にボタンを外していきます
引き続き切羽も外していきます
何度かトライしましたがEさまが断念
仕上がりのイメージ、見え方が不自然になってしまうことなどご説明を書ましたが
Eさまのご希望で今回、切羽はこのまま残すことにしました

裏地を外していきます
こちらも丁寧かつ慎重に行なっていきます
最初の糸が切れた瞬間、Eさまが
「これ引っ張っちゃった方が早いですよね」と引っ張ろうとされたので焦りました(＞人＜;)
引っ張ると裏地が裂けてしまいますので絶対にダメです・・・
表地にも当然ダメージがあります
そんなもんなんですかーと笑顔のEさま
丁寧に！を合言葉に進めていきますよ

中綴じも外し、アイロンで折り目を伸ばし
接着芯を張る段階で接着芯がないことが判明
事前に必ず必要なものをお伝えしているのですが
Eさまが接着芯だと思っていたものは全く別物でした
次回までに購入してきていただくことにして
あまりの時間は反対側のボタンを外す作業に当てました

慣れない作業ですが楽しいとおっしゃってくださるEさま
あまり根を詰めず、たまに伸びでもしてくださいね！

シニア男性で洋裁を習う　Eさま
レッスンお疲れ様でした！

担当：ヨッコ

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